卒業旅行第3弾【福井・滋賀・京都・兵庫】2019年3月6~7日
先に言います。手抜きです。
卒業旅行第3弾では、神戸らへんを中心に近畿・中国地方を3泊4日で周遊するツアーを敢行していました。ここではその後半部分、3月6~7日の内容をまとめたいと思います。
ちなみに前半部分(3月4~5日)はこんな感じ→
1. 国道305号・コの字迂回路
国道305号は、石川県金沢市から福井県南越前町に至る一般国道である。
2018年7月の西日本豪雨で発生した土砂崩れにより、福井市内で約4ヵ月にわたり通行できない状態が続いていたが、海にせり出したコの字型の迂回路を仮設することにより、10月31日から片側交互での通行が可能になった。
福井新聞(https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/730469)より画像引用。
あくまでも「仮設」なので、いつまでもこのままという訳ではない。完全復旧する前に一度は通ってみたいと思い、舞鶴から車を飛ばして見に行ってきた。
国道305号は、福井市以南でほぼ全区間が越前海岸に沿って走っている。越前海岸は、東尋坊に代表されるような急峻な地形で、陸路は古くから交通の難所であった。
土砂崩れが起こった場所も、山が迫る急峻な地形となっている。陸上に道路を通す空間的余裕はなく、海の上に道路を仮設することを余儀なくされた。
コの字であることがわかる撮影場所を探したが、道路沿いの駐車場に車を停めて上の写真を撮影するのが精一杯であった。福井新聞をはじめ、ネット上にはコの字の写真がいくつか上がっているのだが、これらは全て空撮だろうか?
高い所へ行けば全景が見えるのではないか?そんな安易な考えのもと、「ガラガラ山」という如何にも崩れそうな名前の山に向かった。
結論から言うと、やはり迂回路の全景は見ることができなかった。しかし、ガラガラ山キャンプ場からは上の写真のような絶景を拝むことができた。
キャンプ場に至る道の途中、とてつもなく待ち時間の長い片側交互通行信号に遭遇した。撮影した時は2分56秒となっているが、最大待ち時間は悠に3分を越えていた。
2. 小刀根トンネル,柳ヶ瀬トンネル
小刀根(ことね)トンネルは福井県敦賀市にあるトンネルで、現存する日本最古の鉄道トンネルである。
鉄道トンネルとしての役目は1964年に終了したが、その後敦賀市指定有形文化財に指定された。現在ではトンネル内を歩いて通行することができる。
さらに2014年には、土木学会推奨土木遺産に選定された。
小刀根トンネルから2kmほどの場所、滋賀県との県境に、柳ヶ瀬トンネルというトンネルがある。こちらもかつては鉄道トンネルで、現在は道路トンネルに転用されている。
このトンネルは片側交互通行で、赤信号が日本一長い信号機として一部のマニアの間で名を馳せている。私自身はこのトンネルの存在についてはデミ男氏から教わった。先ほどのガラガラ山キャンプ場付近にあった工事信号の赤信号は3分越えといったが、ここ柳ヶ瀬トンネルでは青信号が14~30秒であるのに対し、赤信号は6分30秒にもなるらしい。これほどまでに赤信号が長い背景については、以下の記事に詳しく書かれている。
滋賀県側からの写真。この区間は隣を北陸自動車道が並走しており、そちらのトンネルも同様に「柳ヶ瀬トンネル」と呼ばれている。
3. 千束坂
千束坂は、京都市北区鷹峯にある坂の通称である。
かねてより行きたいと思いつつ訪れる機会の無かった坂で、大袈裟だがこの卒業旅行で遂に悲願を果たした。
柳ヶ瀬トンネルから滋賀を経由して京都市に入る。千束坂は、分かりやすい場所でいえば金閣寺の近くにある。
以前までこの坂の上り側、下り側には21%の勾配標識が立っていたのだが、2018年5月頃から下り側に「25%」の標識が設置されたらしい。
設置時期のソースは以下の記事である。
ちなみに21%の標識も2019年3月時点で健在である。
最急勾配地点はおそらくこの辺り。過去に見てきた20%台の激坂たちと比べても遜色ない、貫禄のある坂道である。路面のすべり止め舗装は、グルービング(横溝型)に近いと思われる。
この坂道の脅威を示すものとして、「下向きのカーブミラー」がある。坂があまりにも急なため、対向車が見えないのだ。対向車の存在を確認するためこの下向きのカーブミラーが設置されている。
4. 有馬温泉・六甲山
この日のタスクをすべて終え、宿泊予定の有馬温泉に向かう。
有馬温泉は兵庫県神戸市北区にある温泉街で、日本三名泉の一つに数えられている。
有馬温泉のほとんどの宿は高級旅館・高級ホテルで、学生の一人旅では到底手の出せない代物なのだが、有馬ロイヤルホテルでは、2畳という部屋の狭さを条件に、普通のビジネスホテル程度の値段で宿泊することができた。
温泉街の風景。翌日の朝に撮影した。
有馬川親水公園。
最後に六甲山天覧台へ。靄がかかっていて、見えるような見えないような...。
最終日は正直アディショナルタイムだったので、神戸市内を適当に観光して、夕方の飛行機で仙台に帰った。
卒業旅行最終弾へ続く...かも(?)