東京・横浜 坂めぐり(2018年10月2日)

所用で横浜に行くことがあったので、横浜~東京都南部をターゲットに坂めぐりをしてきました。本記事はその成果報告です。

 

目次:

1.市立図書館への坂

2.佐伯栄養専門学校北の坂

3.幻坂・真幻坂

4.永生湯裏の坂

 

参考:坂ミシュラン(東京・大阪・長崎の坂道)-無意味つづり-

(坂の名称はこちらのサイトをそのまま引用しています。) 

-------------------------------------

 

1.市立図書館への坂(横浜市中区・西区)

f:id:take1_HERO:20181003212910j:plain f:id:take1_HERO:20181003212924j:plain f:id:take1_HERO:20181003212943j:plain

横浜市中央図書館に至る坂である。ビルの間に挟まれた抜け道のような場所だが、京急日ノ出町駅から図書館へ向かう場合はここが正規ルートとなる。路面の舗装は真空コンクリート工法。道の中央部分が階段になっており、車両の通行はできない。勾配を計るのを忘れていたが、坂ミシュランには27%と記載されている。今回巡った4坂の中では、比較的人通りが多い坂である。

場所:

 

 

2.佐伯栄養専門学校北の坂(東京都大田区

f:id:take1_HERO:20181003213017j:plain f:id:take1_HERO:20181003213043j:plain f:id:take1_HERO:20181003213054j:plain f:id:take1_HERO:20181004001918j:plain 

大田区中央・佐伯山緑地の隣にある。坂ミシュランでは「佐伯栄養専門学校北の坂」という名前で紹介されているが、おそらくは「佐伯山緑地北の坂」だと思われる。上り・下りの両方に勾配標識が設置されているが、この坂の特徴は、上りが20%なのに対し下りは22%となっている点である。これまで数々の勾配標識を見てきたつもりだが、上りと下りで数字が異なる勾配標識は初めて見た。(ちなみに勾配の実測値は22~24%であった。)歩道は階段で、車道には真空コンクリート舗装が施されている。坂の途中にある建物のイギリス国旗?のペイントが印象的だ。坂の上からの見晴らしも良好。

JR大森駅から徒歩23分、浅草線西馬込駅から徒歩14分。

場所:

 

 

3.幻坂(東京都品川区・港区)

f:id:take1_HERO:20181002231054j:plain f:id:take1_HERO:20181004002107j:plain f:id:take1_HERO:20181003213521j:plain f:id:take1_HERO:20181003213621j:plain

命名の由来は、この坂を発見した方が、最初に発見して以来しばらく再発見できずに、幻の坂となっていたことに起因するらしい。都内屈指の激坂で、道中のポールには大胆にも「都内で一番の急坂」と書かれていた。坂ミシュランでは勾配29%と紹介されている(実測値は27~33%)。写真では分かりにくいが三段坂になっており、測定する地点によって勾配にムラが出る。路面舗装は、グレーチング工法(横溝型)と真空コンクリート工法の組み合わせ。車止めが設置されているため、車両の通行はできない。

 

f:id:take1_HERO:20181003213634j:plain

こちらは幻坂に至る道の途中にある階段で「真幻坂」と呼ばれている。どうやら最近突如として出現したらしく、スロープの実測値はなんと45%であった。一体誰がこの坂を登れるというのだろうか?しかし真幻坂って…名前カッコ良すぎ。

五反田駅高輪台駅から徒歩10分、品川駅から徒歩13分。

場所: 

 

4.永生湯裏の坂(横浜市南区

f:id:take1_HERO:20181003213705j:plain f:id:take1_HERO:20181004002332j:plain f:id:take1_HERO:20181003213851j:plain f:id:take1_HERO:20181003214048j:plain

横浜市永田地区の住宅地にある永生湯。その裏手に、見事な一本坂が存在する。高地と低地を往来するため、多くの坂の線形は蛇行している。そんな中にあって「永生湯裏の坂」は、偽ることなく高地と低地を一直線に結ぶ。ここまで美しい直線坂は中々お目にかかれるものではない。手前の平坦な道路から一瞬にして最急勾配に到達する「勾配の加速度」の高さも評価すべきポイントだ。路面は真空コンクリート舗装で車両も通行可能。坂の上からは横浜市中心部が一望できる。勾配の実測値は30~32%。

京急井土ヶ谷駅から徒歩17分、JR保土ヶ谷駅から徒歩19分。

場所:

 

おわりに

革靴で歩き回ったため、靴擦れとマメができ、痛みと戦いながらの坂めぐりとなった。移動手段が電車と徒歩に限られていたため、比較的長い距離を歩かなければならないのが辛い。東京近辺に住むことになったら、電動自転車でも買ったほうが良さそうだ。

あと、町田市のほうに中々の坂群があるらしいので、次に東京に行くときは狙ってみようと思う。