青森(ちょっと秋田)雪見の旅 with モンスター

年末年始、地元に帰省するついでに、青森県で働くモンスター氏と青森県内をドライブしてきた。

今回のドライブは、青森市内にあるという国道4号と国道7号の分岐点を見に行くために、モンスター氏をダメ元で誘って実現したものだ。

 

2018年12月29日。

朝の8:40に八戸駅で新幹線を降り、青い森鉄道に乗り換える。モンスター氏とは9:50に野辺地駅で待ち合わせをする。

 

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三沢市で入手したという海外仕様のモンスター。寒さのためか缶がベコっている。

 

野辺地駅→青い森公園

まずは国道4号を通って青森市へ向かう。

 

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野辺地町から青森市へ。既に路面は雪で覆われている。

 

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国道4号は、青森市街で片側3車線の大動脈となる。だが冬の青森の路面は雪に覆われ、車線の姿を見ることはない。無数の車の轍が見えない車線を形成しているのだ。私はこれを「無限の白線(センターライン)」と呼んでいる。青森市民は、この無限の白線の上を、勘で走っているようだ。

 

11:10、青い森公園の駐車場に到着。

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4号と7号の分岐点は、青い森公園の目の前にある。

交差点が起終点になっているわけではなく、公園の目の前の道路区間の途中に分岐点があるのが特徴だ。

 

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ここが国道4号と7号の分岐点だ。本当になんてことはない道路区間の途中にある。R4もR7も、総延長でTop10に入る長大国道である。しかしその終点は、止まって確認しに行かなければ分からないほどひっそりと存在している。

 

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国道の終点であることを示す道標と「国道の碑」が立っている。

ちなみに、国道4号十和田市から国道45号と重複しており、R4とR45は終点を同じくする。また、国道7号は国道101号と重複しており、この場所がR101の起点となっている。したがって、この地点は4つの国道の起終点となっているのだ。

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青い森公園内の時計台。青い森公園は除雪されていない。

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青森市内もいずれはゆっくり散策したいが、他にも行きたい場所があるので、写真を撮ったらさっさと出発する。

青い森公園→城ヶ倉大橋、酸ヶ湯温泉

さて、次の目的地は八甲田。城ヶ倉大橋と酸ヶ湯温泉を通って、奥入瀬渓流へと抜ける。去年の冬も訪問した場所だ。(竜飛崎・階段国道の冬季到達可能性に関する検証(復路) - お休み処 定休日

国道103号を八甲田へ向かって疾走する。南下しているのにどんどん雪が深くなっていくのを感じる。

 

幾度となくホワイトアウトに襲われ、視界がゼロになりつつも、

12:40、無事(?)に城ヶ倉大橋そばの駐車場に到着。

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駐車場は除雪がちゃんとされていない。車高の低いオデッセイは何度かスタックしながらも、駐車場を力ずくで除雪する。ナンバープレートが雪で覆われてしまったため、モザイクをかける必要がなく編集は楽なのだが...。

 

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ここで止まることは「死」を意味する。ポーズをとっている暇は本当は無い。

 

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除雪を終えたオデッセイ。助手席側の視界がほとんどない。

 

13:00、酸ヶ湯温泉に到着。

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アメダスの降雪量ランキングで有名な場所だ。2013年の2月に566cmの積雪を記録した。訪問した日は12月だったので最盛期ではなかったが、それでも2mを超える積雪が出迎えてくれた。

 

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大丈夫なのかこの車は。雪の重さは結構馬鹿にできないんだが...。

 

「時間があれば温泉にも入りましょう」と話をしていたが、18時までには八戸に帰りたかったので断念。というか、我々はこの場所に毎年来なくちゃならないのだろうか?

 

酸ヶ湯温泉奥入瀬渓流→発荷峠

国道103号は酸ヶ湯より先が冬季通行止めのため、迂回してさらに南を目指す。奥入瀬渓流を通ってまずは十和田湖へ。

 

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奥入瀬渓流の休憩所で面白い張り紙を発見。「※注 懐はぬくだまりません。」

 

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滝を見るために一時停車。氷瀑にはやや早かった気がするが、氷柱が伸びていた。1月からは氷瀑バスツアーが始まるらしい。

 

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オデッセイはケツが完全に雪壁に食い込んでいた。ぶつかった音もなかったので全く気付かなかった。さすが青森が誇るパウダースノー。

 

15:10、十和田湖に到着。

本当はここから国道454号に入り、新郷村を通って八戸に帰りたかったのだが、454号の秋田県境付近は冬季閉鎖されているため、発荷峠から国道104号を通って帰ることにする。

 

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秋田県境の発荷峠。休憩所は閉鎖されていた。

 

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雪をかき分けて展望台へ向かうも、曇り空のため何も見えない。天気が良ければ十和田湖が遠望できるはずである。

 

発荷峠→銚子の滝→八戸

「104号を通るなら、行きたい場所があります」そう言ってモンスター氏は車を走らせた。104号から脇道に入り、除雪のされていない道をしばし進む。

15:40、銚子の滝に到着。

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滝マニアであるモンスター氏の一押しの滝だ。水量が多い時には、撮影しているこの場所まで飛沫が飛んでくるらしい。訪れた日は、雪と氷柱に覆われ、これはこれで素晴らしい景色だった。

 

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銚子の滝の近くには東北電力発電所があり、秋田県の電気発祥地の碑が立っている。

 

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早いもので、もうそろそろ日が沈みそうだ。凍った路面に未除雪の駐車場、幾度ものホワイトアウトを経て、オデッセイの面構えもまた一段と逞しくなったように感じる。

 

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国道104号を東へと進み、八戸への帰路につく。一部、カーナビのようなヘアピンカーブ区間があるが、基本的には整備された安全な国道だ。

本当であれば、この日のうちに新郷村のパワースポット「キリストの墓」と「ピラミッド」を見に行きたかったのだが、日が暮れてしまったので断念。18時には本八戸駅に到着した。

 

「キリストの墓」と「ピラミッド」へは、翌日に単独で訪問することにした。

続き→新郷村には やる気がない【キリストの墓・ピラミッド】 - お休み処 定休日