特集・坂道のどこが良いのか?

坂道のどこが良いのか?

私は未だにこの問いに答えられないでいる。

ただ一つ言えるのは、私は他の人とは違うことをしたい、違うものを好きになりたい、という感覚を持っているということだ。

その好奇心を世のため人のために活かせればよかったのだろうが、あいにくスペックが足りず、坂というひねくれたモノにハマってしまった。

だが、ハマってしまった以上、好きなものには好きな理由があるはずで、それを説明できる必要があるというのもまた事実であろう。

そこで今回は、私が思う坂道の魅力を紹介したいと思う。

なお、居住地の関係で、宮城・東日本が中心になることをご容赦願いたい。

また、坂の名称は正式なものもあれば私が勝手に名付けたものもあり、特に区別はしていないことをあらかじめご了承願いたい。

 

 

1.看板・道路標識

 

道路管理者が設置した急坂注意の看板や勾配標識などは、そこが激坂であることの何よりの証拠である。だが、20%を超える勾配標識は中々お目にかかることができない。見るからに急な坂道には、もはや標識を設置する必要がないのかもしれない。これはちょっとしたジレンマである。

これまでに私が(知人の証言やネットの情報等も利用して)発見した看板・標識をいくつか紹介したい。

 

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東京・目白にある「のぞき坂」。勾配は22%とここで紹介する勾配標識の中では緩やかな方だが、上り・下りの両方に標識が立っている点が高ポイントだ。比較的珍しい「直線型スロープ」である。

 

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先の記事(http://take1-hero.hatenablog.com/entry/2018/06/13/214054)で紹介した箱根湯本の「箱根湯寮に至る坂」だ。これも勾配21%と比較的緩やかだが、上り・下りの両方に標識が設置されていることに加え、箱根登山鉄道の桁下からチラリと標識が覗くさまに風情が感じられる。

 

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京都府向日市にある「桓武天皇皇后陵そばの坂」だ。勾配30%と、まさに激坂と呼ぶにふさわしい。標識は上り・下りの両方に設置されている。だが、この坂の醍醐味はそんなものではない。

 

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なんとこの坂、下りながら30%と20%の道に分岐する。つまり、下り30%の標識と下り20%の標識を同時に収めることができるのだ。只でさえ珍しい20%越えの標識を同時に2つも見られるなんて、これほど贅沢なことはない。

しかし、私がこの場所を訪れたのは日が完全に暮れてしまってからであり、フラッシュを焚いて撮影したのだがどうしても上手くいかなかった(辛うじて標識の数字が確認できたのが2枚目である)。1枚目はストリートビューからの切り抜きだがご容赦願いたい。標識探索は日没との戦いでもある。この日は夕方まで宇治市で用事があり、電車で急いで向かったのだが日没には間に合わなかったのだ(どうでもいいが、こういう場所は電車の駅からのアクセスが悪いことが多い。なぜならば、電車の路線ははこういう場所を避けて敷かれるからだ)。これは完全にリベンジ案件である。

 

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宮城県石巻市にある「日和山公園の坂」。勾配は30%と全国でもトップクラス。友人の紹介で存在を知った坂だが、ストリートビューで見つけることができず苦労した(友人の証言が「石巻のどこかにある」というものだったのである)。どうやら比較的新しく設置された標識のようで、2013年のストリートビューには載っていなかったのだ。この時は確か色々なサイトを開いて無理やり特定したのだが、実際に行ってみるととても分かりやすい場所にあった。日和山公園は観光地でもあるので、訪れる予定の人はついでに探してみることをお勧めする(多分、探すほどでもないと思うが)。標識は下り方向のみ設置されている。

 

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この章で最後に紹介するのは、東京・東大和市にある「多摩湖畔の坂」だ。その勾配はなんと37%。はじめてネットでこの画像を見たときは、合成ではないかと疑った。2018年6月現在もなお、私の知る限りだが、これを上回る勾配標識は見つかっていない。流石に乗用車の走れる道ではなく、車止めが設置されている。ちなみに「多摩湖畔の坂」と勝手に名付けたが、実は多摩湖はこの坂を上った先にある。この変わった地形も坂の楽しみ方の一つである。車が通れないのに標識が設置されているところも愛おしい。

 

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この坂のおもしろい所は、隣に28%勾配の坂道があるのだが、ここを下ろうとすると「急こう配 迂回してください」と案内される。その案内された先に37%の坂道があるのだ。そして37%は車止め。一体どうしろと、、、。

なお、この辺一帯は宅地であり、居住者以外の車両の進入は禁止されているため、くれぐれも車で行くことだけはしないように気を付けなければならない。

 

今後のために、いま気になっている坂(勾配標識)をメモしておく。

20%:オランダ坂長崎県長崎市

21%:千束坂(京都市北区

22%:姥湯温泉に至る坂(山形県米沢市)上り

27%:白山坂(神奈川県厚木市

34%:神戸市垂水区舞子坂3丁目の坂 →追記:2018年8月に行ってきました(四国(死酷)旅行 with S【Part 1】神戸~剣山 - お休み処 定休日

番外

8.578%:茨城県笠間市の謎の勾配標識 →追記:2019年2月に行ってきました(卒業旅行第1弾【茨城県大子町】(2019年2月8~9日) - お休み処 定休日

 

 

2.路面の舗装

 

坂道の魅力の一つは、路面の滑り止め舗装である。人類は上れないはずの上り坂を、下れないはずの下り坂を、技術によって乗り越えていた。その努力の結晶が、もはや芸術(アート)ともいえる路面舗装なのである。

 

①真空コンクリート工法

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(1枚目)千日坂(東京都港区・新宿区境)

(2枚目)のぞき坂(既出)

急坂の路面舗装といえば最も有名なのが「真空コンクリート工法」である。ショッピングモールの立体駐車場などでもよく使われる工法だ。路面に丸い模様が描かれているのを見たことがある人は多いだろう。坂マニアの間では、この丸印は「激坂の証」として認められているらしい。

 

②グルービング工法(縦溝)

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レッドラインの坂(仙台市太白区

路面に進行方向と平行に刻みが入れられている。勾配と相まって、水捌けを促進する効果があると思われる。一方で走行時にハンドルを取られたり、タイヤが傷ついたりするため、不満の声が上がりやすいという難点もある。特に二輪車はタイヤをとられやすく、注意が必要だ。ちなみに写真の坂は下りの一方通行である。

 

③グルービング工法(横溝)

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(1枚目)キリスト坂(仙台市青葉区

(2枚目)猪苗代病院裏の坂(宮城県気仙沼市

同じくグルービング工法だが、刻みが進行方向と垂直に入っているものである。縦溝型は一般的な道路にも用いられているが、この横溝型は坂道の滑り止めに用いられているものしか見たことがない。坂道以外でもどこかに存在はするのかもしれないが、少なくとも私の中では横溝工法は激坂の証になっている。

 

④イレギュラータイプ

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既出・日和山公園の坂の路面舗装は一風変わっている。車のタイヤが通る部分のみ、溝切りの加工が施されている。このような上記①~③のどれにも属さないイレギュラーなタイプの滑り止めが、全国各地に存在すると考えられる。まだ見ぬタイプの滑り止め舗装の発見。それもまた坂の楽しみ方の一つなのである。

 

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宮城県気仙沼市にある「気仙沼公園裏の坂」だ。斜めに溝が彫られており、ひし形の模様ができている。縦溝型と横溝型の中間のタイプともいえるかもしれない。坂を上った先に集合住宅や小・中学校があり、歩車ともに交通量が比較的多いという特徴をもつ。

はじめに述べたが、路面に描かれた幾何学模様はもはや芸術(アート)である。上を向いて歩くのに疲れたときは、たまには足元を見てみるのも良いものである。

 

3.名前

 

急な坂道は、これまで多くの旅人たちを苦しめてきた。坂道についた名前には時に、旅人たちの苦労が滲んでいるのである。私はそんな「名前でキツイと分かる坂」が大好きだ。ここまで読んだ皆は分かるだろう。その通り。私は性格が悪いのだ。

 

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(1枚目)北海道小樽市の「地獄坂」

(2枚目)宮城県仙台市青葉区にある「(通称)地獄坂」

地獄坂と呼ばれる坂は全国各地に存在するが、最も有名なものは小樽の商業高校・商科大学に至る坂であろう。漫画「最終兵器彼女」の舞台となったことから、聖地としても有名な場所だ。勾配標識の下に堂々と「地獄坂」と書かれた看板が立っているのは、ここ以外に知らない。勾配は10%だが、1kmにわたり延々と続く上り坂は、まさしく地獄と呼ぶに相応しい。

近くに学校がある場合、運動部がトレーニングとして坂を走らされることが多く、苦しい思いをする学生によって地獄坂と名付けられる。仙台市青葉区の地獄坂はその典型的な例である。

 

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同じく仙台市青葉区にある「唸坂(うなりざか)」だ。かつて石を運搬する牛がうなり声をあげながら坂を上ったことからついた名前である。坂道に苦しめられるのは何も人間だけではない。

 

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東京都文京区にある「胸突坂(むなつきざか)」だ。コピペになるが、胸を突くようにしなければ上れないことから、急な坂には江戸の人がよくつけた名前である。今にも心臓発作を起こしてしまいそうな恐ろしい名前の坂である。

 

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本章の趣旨とは若干異なるが、東京都新宿区の「暗坂(くらやみざか)」を紹介しておきたい。この坂はかつて付近に墓地があり、樹林が茂り暗かったため、暗坂という名前が付いたといわれている。「くらやみざか」と名の付く坂は東京を中心に幾つか存在するらしく、中には暗く見通しの悪い急な坂道のため、妖怪や幽霊が出没するなどといった伝説が生み出された場所もある。実際に追い剥ぎなどが現われる物騒なところであったらしい。坂に限らないが、地名には昔の人の畏怖や教訓が込められていることが多く、とても興味深い。

 

 

4.目の錯覚

 

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(1枚目)富士見坂(東京都豊島区)

(2枚目)日和山公園の坂(既出)

20%を超える坂が目の前に現れたとき、我々は瞬時にそれを坂だと認識することができない。まず、目の前に奇妙な壁のようなものがそびえ立っていると錯覚する。その1~2秒後、それが道であることを認識し、とてつもない高揚感が襲い掛かる。恐らく初めて坂を見たときにのみ味わえる、初回限定のサプライズだ。この1~2秒が、私が最も坂の道にハマって良かったと感じる瞬間である。したがって私は、初めて訪れる坂へのアクセスはできるだけ下側から行くように心掛けているし、これから坂の道にハマる予定のある諸君にもそうすることをおすすめする。

 

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上から見た富士見坂(既出)

一方で、もし上側からアクセスしてしまったとしても、全く楽しめないというわけではない。なぜならば、急坂を上から見たとき、我々は「道が消える」という摩訶不思議な現象を体験することができるからである。そこには「見えない」からこそのロマンが存在する。「見えない」ゆえに期待が膨らむ。不安に思う必要はない。「見えない」ほどの急坂が「見えた」とき、その坂は必ずや貴方の期待に応えてくれているだろう。

 

 

5.写真映え・平坦との対比

 

坂という被写体は、撮ったことがある人なら分かると思うが、中々そのキツさを写真で表現するのは難しい。「この前すごい坂に行ったんだぜ!ほら」と写真を見せても、微妙な表情をされるという人も多いことだろう。私はカメラが全くの素人で、いつも写真はスマホで撮っている。そんな私が写真映えについて語るのは恐縮だが、坂のキツさを表現するのが難しい理由は、おそらく「平坦との対比」が難しいからだと思われる。フラットと比べてどれだけ急か。これを意識するようになってから、私は坂のキツさを写真で「まあまあ」表現できるようになった。 

 

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鹿野本町の坂(仙台市太白区

問題は、平坦をどうやって表現するかだ。簡単なのは、路肩に立っている建物の塀である。建物は床が水平になるように建てられているので、塀の上端も水平である。一方で坂には勾配がついているため、塀の下端は斜めになる。したがって、坂道にある建物の塀は三角形が連なったような形になっている。この塀をフレームインさせれば、勾配がキツく見える写真が撮れる。

 

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(1枚目)気仙沼公園裏の坂(既出)

(2枚目)レッドラインの坂(既出)

同様に、歩道が階段になっていれば坂の写真は撮りやすい。階段は水平な「踏面(ふみづら)」と垂直な「蹴上(けあげ)」によって構成される。この「踏面」に対する「蹴上」の比が坂の勾配である。 

 

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(1枚目)日和山公園の坂(既出)

(2枚目)唸坂(既出)

真横から撮る場合は、電柱や手すりをフレームインさせるのがポイントだ。電柱は垂直に立っているため「垂直との対比」により坂の勾配を表現することができる。

 

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レッドラインの坂(既出)

暗峠大阪府東大阪市

また、カーブの多い坂道では、カーブ内側を撮影することで坂のキツさを表現できる。単純に内側のほうが勾配が急だからだ。

グダグダと持論を述べてきたが、たくさん写真を撮れば、そのうち何枚かは良い写真が撮れているものである。坂道は動くわけでも消えて無くなるわけでもないので、時間をかけて何枚でも撮ればいい。ただし、日没にだけは注意が必要だが。

 

 

6.「分岐」により生み出される無限の可能性

 

坂道は、それ単体でももちろん魅力的なものだが、「分岐」することにより更なる可能性を生む。分岐の角度、その間には何があるか、分かれたそれぞれの道は上りか下りか、それとも一方は平坦か。その組み合わせは膨大で、それぞれの坂の魅力度の2倍というより2乗で効いてくる。

 

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東京・目白通りから1本横に入ったところに、「日無坂(左)」と「富士見坂(右)」の分岐がある。日無坂は歩行者専用の階段だが、文京区と豊島区の区境になっている。それもさることながら、分岐部の鋭利な角度が素晴らしい。

 

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同じく東京・渋谷にある「エロ坂」だ。この坂を撮ろうとすると、奥にある「ヘルス 平成女学園」の吊り看板がどうしても入ってしまうことから、私が勝手に付けた名前である。右は平坦な道路で、左は真空コンクリート工法の急な上り坂だ。2本の道に挟まれた土地は「麗郷」という台湾料理屋になっている。

「分岐」の魅力を、私はまだ上手く言葉にして伝えることができない。Y字路に挟まれたいかにも使いづらそうな土地を「残余地」と呼ぶらしいが、それについては下記のサイトを見れば目覚めることだろう。

THE 残余地:http://www.geocities.co.jp/AnimeComic-White/4339/rojyo-top.htm

 

 

0.急勾配を上る快感

 

なんといってもこれである。もどかしい。ここに車があったなら。目の前に勾配30%の坂があったなら。必ずやあなたを坂の道に引きずり込むことができるのに。原付で、車で、坂を上ったときに重力の方向が変化するのを感じる。ダッシュボードに置かれたティッシュ箱が滑り落ちる。それを一度体感すれば、誰しも坂の道にハマってしまうことは必至だ。この感覚を味わうために、私は今も急勾配の坂を探し彷徨っている。

 

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(1枚目)暗峠(既出)

(2枚目)湯河原にある坂(静岡県熱海市

暗峠にも行った。湯河原の70%の坂道にも行った。だが、燻ってもいた。勾配を極めた先に何がある?

私は凄い坂を見つけたとき、「勾配計」というアプリでその勾配を計っている。勾配はどこまで大きくなるのか、アプリの入っているスマホを垂直に近づけて試してみる。

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もちろん、現実には考えられないような大きな数字になるのだが、それだけだ。数字がただ大きくなり、やがて無限大に収束する。それは、勾配を追い求めていた私にとってあまりにも残酷すぎる答えだった。

絶望のあまり身体をのけ反らせ、逆さまになったスマホを見る。するとそこには、、、

 

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なんと、下りの勾配を示す数値が表れたのだ。そう。「上り」を極めたその先に「下り」がある。まだだ。まだ先がある。まだ希望は消えてはいない。

更なる勾配の高みへ。やがて天地は反転し、遂に勾配の境地に到達した。

 

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「傾斜なし」。

 

私たちが「平坦」だと思っていたもの。それは、上り勾配の到達点だったのだ。

この世界で恐らく、私1人だけが到達した真理だ。

 

かつてインド人が「ゼロ」を発見し、数学は大幅に進歩した。

ゼロとは「何もない」のではない。「ゼロという状態」があるのだ。

形あるものの全てに勾配がある。

斜度0%の超急勾配。

 

もう訳が分からなくなってきた。

 

おわり